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都議会のこと、街のこと


by furu-kazu
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7病院に拒否され妊婦が死亡、党都議団が緊急申し入れ

 今月上旬、東京都内で出産間近に脳内出血を起こして救急搬送された妊婦が、七つの医療機関に受け入れを拒否され、約一時間後に最終的に受け入れた都立墨東病院(墨田区)で出産したものの3日後に死亡していたことがこの22日にわかりました。
 こうした痛ましい出来事は、「医療崩壊」を招いている政府・与党と東京都の重大な責任を改めて問う事件です。
 しんぶん赤旗10月23日の報道によると、「妊婦を最終的に受け入れた都立墨東病院は『産婦人科医の不足のため、2006年からハイリスクの妊婦を除き、一般の分娩の受付を縮小し、今年7月1日からは一般の分娩受付は中止していた』」(同病院庶務課)と語っています。
 全国の多くの病院の産婦人科医は、日勤(午前九時から午後5時まで)をしたあと、そのまま翌朝九時までの夜勤(当直)に入り、、さらに日勤に入るという、32時間れんぞくきんむを強いられています。
 都立墨東病院も例外ではなく、「当直は、日勤明けの医師が入り、当直明けも日勤に入ることが多い。当直だけの産婦人科医はいない」(同課)と話します。
 日本共産党都議団は、10月22日、都に対して緊急の申し入れを行い、同様の事態を繰り返さないために、①知事が先頭に立って同院の産科医師を緊急に確保する、②東京全体の産科・周産期医療体制を抜本的に拡充強化する、③三つの都立小児病院廃止や豊島病院の周産期医療センターの廃止・公社移管を中止し、都立・公社病院の医療体制を拡充・強化することを求めました。
 都の中井啓三病院経営本部長は「現在の体制をさらに改善しなければと考えている。人材確保に努めていきたい」とこたえました。
 都立豊島病院、都立老人医療センター・同老人総合研究所は、都立都営として、本来の役割を果たしていくことがいよいよ求められています。

7病院拒否、妊婦死亡 医療崩壊 政治の責任


Excite エキサイト : 社会ニュース
by furu-kazu | 2008-10-23 07:36